日本語JPドメイン名って、知れば知るほど便利!
グルメぴあでは、「レストラン検索.jp」サイト(http://レストラン検索.jp/)で積極的に日本語JPドメイン名を使い始めた。
その意図はどこにあるのだろうか。奥原淳 代表取締役社長に聞いた。
−グルメぴあが日本語JPドメイン名に着目した理由はどこにあるのでしょうか?
グルメぴあに限らず、飲食店ポータルサイトには大きく二通りのお客様がいます。まずはポータルサイトに情報を掲載していただける飲食店の方々。そして、ポータルサイトを利用していただいているユーザーの方々です。ポータルサイトとしての魅力を上げていくためにはどちらか一方だけを向いてもだめで、両方のお客様にご満足をいただくことが重要です。
そこで、あらためて、それぞれのお客様の要望や行動を見直してみることとしました。まず、利用されるユーザーの方々は、どのような場面でどのようにしてお店を探すのでしょうか。良くある事例として、たとえば久しぶりに同級生同士が集まって飲むことになったり、会社の忘年会を任されたといった場面ではどのように行動するのでしょうか。
通常、多くの方々は自分のお気に入りのお店をいくつか持たれています。そのため、何人かで集まると「いいお店知らない?」という会話が生まれます。そこで出てきたお店が、人数や内容、雰囲気、予算といった条件などで満足がいかなければ、次に「調べる」という行動に移ることになります。
そうした場合、知っているお店をどのようにピンポイントで他人に教えることができるかということと、さまざまな条件でお店を探すことのできる検索サイトをどのように用意するかという課題が浮かび上がります。後者の検索については他のポータルサイトも工夫を凝らしていると思いますが、前者の視点は新しい見方だと思います。そこで私どもが注目したのが、日本語JPドメイン名です。
次に、飲食店の側に立って考えてみましょう。お店を経営している立場から見ると、いかに自分のお店を選んでもらえるかが重要になります。そのためには、魅力的なメニュー作りとか価格設定といった話はもちろん重要ですが、これは私どもにはお手伝いできません。しかし、お店をインターネット上でどのように見つけてもらうかについては他社に負けないノウハウや実績を持っています。
お店の安定のためには固定(常連)客をどれくらい作れるかということと、同時に新規客をどうやって増やしていくかがとても大切になります。最近ではお店を探すときにクチコミなどに頼られる方も増えていますし、その点からは来ていただけたお客様が自分のお店を紹介しやすくしておくことも大切になってきています。
このとき、実は検索ではちょっと都合が悪い。お客様がせっかく紹介してくれたのに、検索で似た名前の違うお店が出てそちらに行かれても困りますし、何より、相手に面倒な(探すという)操作を強要してしまう。お店としては簡単な操作で、かつピンポイントに自分のページに来て欲しいわけです。
また、殆どの店主の方は、自分のお店の名前に対する愛着を強く持っていらっしゃいます。ですから、紹介されるときにも自分のお店の名前を使ってもらいたい、覚えてもらいたいと願っています。その点からも、相手を簡単な操作でピンポイントに誘導でき、かつお店の名前をそのまま使える日本語JPドメイン名はとても魅力的に思えるのです。
−ピンポイントにできるということは、個人店など、小さなお店に有利に働きそうですね。でも、ご苦労はなかったのですか?
それはありました。どんな場合でも言えることですが、新しいことを始めるときにはいつも苦労が付き物ではないでしょうか。いまでは多くの方々からご理解をいただいていますが、日本語JPドメイン名の利用を開始するにあたっては、隣にいる荒川が大車輪だったんですよ。
−ここでお名前が出たので荒川さんにお聞きしたいのですが、日本語JPドメイン名の導入にあたって、どのようにご説明したのですか?
荒川氏: まず最初に、URLにお店の名前が入っている効果によるオフィシャル感とお客様をピンポイントで自分のお店のページに誘導できるということのメリットをご説明しました。
当社でもそうですが、ほとんどの飲食店サイトではサイトのアドレス(URL)の右側に英数字のIDを割り当てています(http://g.pia.co.jp/shop/ID番号(xxxxx))。でも正直、この方式だと、飲食店のお客様が直感的に「あのお店のページだ」と思ってくれないですよね。簡単に言ってしまうと、“URL+ID”で示されるお店のページとお店の名前でアクセスできるページがあったとしたら、どちらのほうがオフィシャルに見えるでしょうか、ということです。ピンポイントについては、奥原が申し上げた通りです。日本語JPドメイン名ならチラシや名刺にURLを書くだけでも誘導効果が期待できるというメリットもあります。
ただ、悩みもあったのは事実です。ドメイン名というものは、その仕組み上、同じ名前を使えないんですね。ですから、同じ名前のお店があった場合にはその調整に苦労しました。支店の場合はお店の名前の後に「××店」といったようにして名前を重ならないようにするとか、漢字やひらがなとかカタカナを上手に使い分けるといった工夫はずいぶんとやりました。
また、ドメイン名は早い者勝ちということで、欲しい名前がすでに登録されていたりするというケースもあります。ですから、まずは飲食店の方に早めに(日本語JPドメイン名を使う)決断をしてもらう、と。
−大変な努力をされていることがわかりました。ユーザーの方々や飲食店サイドのメリットはわかりましたが、グルメぴあさんにとって日本語JPドメイン名を利用するメリットは何でしょうか?
私どもとしては、当社のポータルサイトへの入り口を増やすことができるということと、他の飲食店ポータルサイトとの差別化が図れることが一番のメリットだと考えています。お店の名前の日本語JPドメイン名でピンポイントに来ていただいたユーザーの方々に「グルメぴあ」を身近に感じていただき、お店を探したくなったらそのままページのトップにあるアイコンをクリックしていただけるのが一番だということですね。もちろん、そこでの検索に満足いただけるようにゼロ件にならない検索やさまざまな条件での検索を可能にする「グルメぴあサーチ」などもご用意しています。
繰り返しになりますが、私どもの考え方としては、まずはお客様のご満足ありきです。お客様が満足していただけるからこそ、私どものサイトの利用が高まる。そこに将来があると考えています。
−ありがとうございました。