日本語JP 日本語JPドメイン名って、知れば知るほど便利！
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お役立ちテクニック初級（転送設定）

他のWebサイトに転送する

日本語JPドメイン名でアクセスさせて、すでにあるほかのWebサイトに転送（リダイレクト）する

転送処理

今、すでに「http://example.ne.jp/soushunan/」でWebサイトを立ち上げている場合、この設定を行えば、日本語JPドメイン名でも同じコンテンツにアクセスできるようになります。
ブラウザのアドレスバーに入力する文字列は日本語ですが、表示されるURLは元の英数字のものになります。

Punycode変換
早春庵.jp → xn--cyt43nff.jp

まず、Webサーバーの設定を変更してリダイレクト設定を追加します。以下はApacheでの設定例です。

  • httpd.conf で次のような設定を行います。 
    • NameVirtualHost  *    # 名前ベースのバーチャルホストを利用

# http://早春庵.jp/ を次のURLにリダイレクト
# http://example.ne.jp/soushunan/
<VirtualHost *>
    ServerName   xn--cyt43nff.jp # サーバーの名前の設定
    Redirect     /  http://example.ne.jp/soushunan/ #リダイレクト
</VirtualHost>
次に、ネームサーバーの設定を行います。以下はBINDでの設定例です。
  • 早春庵.jpのゾーンファイルを用意します。（ファイル名xn--cyt43nff.zone） 
    • $TTL 86400
$ORIGIN xn--cyt43nff.jp.
@       IN      SOA     ns1.xn--cyt43nff.jp.    hostmaster.xn--cyt43nff.jp. (
                1 ; シリアル番号
                10800 ; リフレッシュ時間
                3600 ; リトライ時間
                3600000 ; 有効期間
                3600 ) ; ネガティブキャッシュの保持時間
        IN      NS   ns1 ; プライマリネームサーバー
        IN      NS   ns2 ; セカンダリネームサーバー
        IN      A    10.10.10.10 ; xn--cyt43nff.jp そのもののIPアドレスの設定
ns1     IN      A    10.10.20.1 ; ns1.xn--cyt43nff.jp のIPアドレスの設定
ns2     IN      A    10.10.30.1 ; ns2.xn--cyt43nff.jp のIPアドレスの設定

  • ns1.xn--cyt43nff.jp（プライマリネームサーバー）のnamed.conf 
    • zone "xn--cyt43nff.jp" {           // xn--cyt43nff.jp ゾーンの設定
    type master ;
    file "xn--cyt43nff.zone" ;
} ;

  • ns2.xn--cyt43nff.jp（セカンダリネームサーバー）のnamed.conf 
    • zone "xn--cyt43nff.jp" {           // xn--cyt43nff.jp ゾーンの設定
    type slave ;
    file "xn--cyt43nff.zone" ;
    masters { 10.10.20.1 ; };
} ;